k-8bit - 目白駅から徒歩1分 堀田クリニック | 精神科・心療内科・カウンセリング・精神療法専門 目白駅から徒歩1分 精神科・心療内科・カウンセリング・精神療法専門  堀田クリニック

堀田クリニック

完全予約制(自費診療)
03-3565-7500

お知らせ

顧問

津川俊一(つがわとしかず)76歳

勤務日:月・土・日

1974年 福島県立医科大卒業・東京医科歯科大精神神経科 入局、勤務
1977〜1998年 近藤章久(カレン ホーナイの高弟・近藤クリニック院長)の教育分析を受ける
1980年 三楽病院精神科 医長
1983年 四倉病院(いわき市) 院長
1991年 津川クリニック 開業
2015年 津川診療所(福島市) 開業

近藤先生は、若い頃の禅的な宗教体験をベースに、カレン・ホーナイとの出会いを通じて、西洋文化の中で生まれた精神分析を学び、それらをご自分の中で統合して、独自の精神療法を確立されました。それは、日本から世界に発信すべき素晴らしいものだと確信します。
その治療観を継承し、自分なりに体現することを目指してきたのが、私の、津川クリニックでの歩みでした。その志を共有する後継者が現れ、堀田クリニックが誕生したことに、何とも言い難い慶びと感謝の気持ちを抱いています。今後は、堀田クリニック所属のセラピストと共に、さらなる深みに向かって歩みを進めていくつもりです。

津川診療所ホームページ

ブログ

小海富美代

小海富美代(こかいふみよ)59歳

カウンセラー
勤務日:月・火・金・土(隔週)

さまざまな場でのさまざまな出会いに導かれて今の自分があるなあ、と思います。気持ちが動くこと、人と違うと感じることを大切にしていきたいです。

佐々木ユミ

佐々木ユミ(ささきゆみ)70歳

カウンセラー
勤務日:火(午後)・日

これまで生きのびてきて、大きな壁にぶち当たり一人ではどうにもならない時が幾度もあった。
そんな時、声をかけてくれる人、勇気をくれる人に出会った。
「一人で抱え込まない!!」それが信条となった。
自分に起こっている困難なことに対して一緒に取り組みませんか。

樋口健治

樋口健治(ひぐちけんじ)60歳

カウンセラー
勤務日:火(午前)・日

悩んでいる時や不安な時は、自分をより深く知ったり、新たな自分を発見するための機会でもあると思います。その機会を活かせるように、お手伝いをしたいと思っています。

院長

堀田信二(ほったしんじ)51歳

略歴

2000年 筑波大学医学専門学群 卒業
2000年~ 東京大学医学部付属病院等にて研修医、同院脳神経外科 入局
同院、多摩総合医療センター等 脳神経外科 勤務
2005年 成増厚生病院精神科 入局
2005年~ 同院精神科 ストレスケア、救急、急性期、慢性期病棟等 勤務
こころのクリニックなります、慈友クリニック等 外来勤務
IT企業、地方自治体、研究所、出版社等 産業医
2010年~ 津川クリニック(カウンセリング・精神療法専門)院長 津川俊一の教育分析を受ける その後同院 勤務
2013年 成増厚生病院 医局長
2015年 堀田クリニック 開業

資格

精神保健指定医、日本精神神経学会指導医・専門医、労働衛生コンサルタント

当院の治療方針

治療で大切にしている事

診察時間が短いと感じた事はありませんか?

私がこれまで勤務してきた保険診療のクリニックでは、診察時間は大抵5-10分で、予約枠もそのぐらいの設定で組まれています。じっくり話を聞こうとすると、次々とカルテが積み上がり、以降の人を長時間待合室で待たせることになります。
すると、目の前の人の話をじっくり聞きたいという気持ちと、待合室の人を長時間待たせたくないという気持ちとがぶつかり、焦りを感じながら診察を続けることになります。話を途中で打ち切る形になってしまうことや、集中が途切れて薬の処方で抜けが出ることもありました。患者さんが遠慮して話せなくなる場合もあります。

人の心の奥深さを実感していくにつれて、そういう診療を続けることに何とも言えない疲労感を覚えるようになりました。さらに、自分がカウンセリング(教育分析)を受けてみて、それまでの自分の想像をはるかに超えて、あれも話したい、これも話したい、50分でも到底話し切らない、ということも実感しました。それらの経験から、当クリニックでは1回50分の面接時間を確保する形での開業としました。

この時間があるからこそ、クライエントが言葉になる前の感覚を味わうこと、治療者も焦らずそれが言葉になる事を待つことができると感じています。

2015年9月 記
2026年4月 更新

関連記事:「治療で大切にしている事」「薬について」

当院は『話しやすい空間』を大切に考えております

自分の内面に触れようとする時、場の雰囲気や外に声が漏れる懸念は思いのほか集中を妨げるものです。当院では、内面についてより話しやすい空間は何か、という視点から、いかにも病院らしい雰囲気ではなく、自宅に近い空間を意識した内装や家具を選んでいます。
さらに、話している最中に診察室の外にいる人に聞こえているのではないか?と気にしないで済む環境となるよう、診察室のドア・窓・壁・天井に遮音を施してあり、カウンセラー以外に話す内容が伝わる事がないよう配慮された設計になっております。

また、治療開始となった時に、対面で話すか寝椅子で話すかを選んでもらう局面があります。横になって話す時は、立ったり座ったりして話す時と比べて、より構えていない姿勢と言えるのではないでしょうか。つまり、自分の内面に向き合うきっかけを作りやすい姿勢であるとも言い換えてもいいかもしれません。
どの診察室でも、対面席と寝椅子を備え付けており、ご希望の形でセッションを受けていただけます。

これらの特徴によって力みが少なくなるというだけではなく、自分の力みを感じやすい場所でもあるという意味があると思っております。

2026年4月 記

関連記事:「なぜ目白駅で開院したのか?」「秘密厳守について」

人には相性があります

心のうちを「話しやすい」と感じるのは、どういう相手でしょうか。年齢や性別、外見、話し方などのはっきりしたものとは別に、明確には言葉に出来ない、相性が合う・合わないという感覚があると思います。
私がこの感覚を大事にしたいのは、そこにまだ意識していない自分自身の感性が働いていると感じるからです。特に、初対面の時の直観というものには、後から様々なものが混ざっていることが明らかになってくるにせよ、割と素直な感性が働いている部分があるのではないかと思うのです。

私自身がカウンセラーを選ぶ時も、著書や映像だけではなく、実際に会合で話す様子や直接会って話した時の自分の中の感覚を頼りにしました。
また、初回に一通り話をした後で、このカウンセラーに心のうちを話す事を続けてみようと感じるかどうかも、自分の内面の感覚に注目していくための、一つの入り口になるのではないかと思っています。その感覚を無視せず大切にしてください、とお伝えしています。

2026年4月 記

関連記事:「治療で大切にしている事」「話しやすい空間」

なぜ目白駅で開院したのか?

開業の1年ほど前、津川先生からご相談をいただきました。
「福島県に移る事になったので、津川クリニック(現在は閉院)と同じ精神療法専門・自費診療のみという形を引き継いで新しいクリニックをオープンしてくれないか」という内容でした。
どこで開業するかを考えた時に、アクセスが良く、かつ、人目につかない場所であるという条件で、休みの日ごとに都内の山手線内外のさまざまな候補地に出かけて見て回っていました。

私自身がクライエントとして分析を受け、カウンセラーとしても所属していた津川クリニックは、目白の地(当院とは異なる都営地下鉄雑司が谷駅の近く)で20年以上営まれており、馴染みのある土地でした。

物件を探している中で、JR目白駅に非常に近い立地の今のビルの情報が入りました。
目白駅は都会にありながらターミナル駅ではなく、改札も一つだけで出入りの便がいい駅です。隣駅の高田馬場駅や池袋駅よりやや高台にあって、改札を出ると駅近辺には高層ビルがなく開けた雰囲気で、何とも言えない、風の通りのいい感じがあります。また、右手に目をやると、あるいは駅に向かう時にも、学習院大学の緑が見えます。
そして、目白通りを渡って線路沿いに進むと、小さい路地に入った所にビルがあります。大通りから少し外れてひっそりと佇む、都会の喧騒を離れて森に入っていくのに似た感覚です。待合の大きな窓からは空の様子や隣家の緑も見え、新緑や紅葉など季節感も目で味わえる景色が広がり、「この場所でなら」と感じて、この地での開業を決めました。

2026年4月 記

関連記事:「話しやすい空間」「医療・援助職の方へ」

秘密厳守について

心の悩みや苦しみを話そうとする時に、秘密を守って話を聴いてもらえることは、一つの安心感につながるのではないでしょうか。言い換えると、秘密が守られているという感覚が、自身の内面に注目しながら話していくための土台になるのではないかと思います。
私はクライエントとの初対面の際に
「これから話してもらう事については秘密を守って話を聴く、一般的な病院やクリニックのようにカルテで他のスタッフに共有する事はしない、診察室は遮音設計であり内容が外にいる人に聞こえることはない」
とお伝えするようにしています。

心のうちを開いて悩みを他人に話していくことは、不安を伴い、とても勇気が要る――言い換えると、カウンセリングには自分の中にある幼心(おさなごころ)に気づいていくという側面があると思います。
幼く、素のものであるほど、傷つきを感じやすいと同時に、純粋で深いものでもあります。
だからこそ、治療者の守秘義務には、法的・倫理的な定めという以前に、その深さへの敬意という感覚が込められているのではないかと感じています。

そういう意味では、子供同士が大人に秘密を作るのも、私たちにもともと備わっている、精神的な自立・成熟に向かううえで大切な感覚なのかもしれません。

2026年4月 記

関連記事:「院長あいさつ」「話しやすい空間」

薬について

不安・抑うつなどの精神症状や様々な身体化症状には、内面にある、まだ自覚されていない何かが表に出ようとしているサインのような側面がある、という見方を私はしています。ただ、症状が強くそれに呑み込まれてしまっている時には、そのサインに向き合っていくことは難しく、薬物療法が必要な局面はあると思います。

一方で、重篤な状態の方々の治療に携わっていた経験の中で、薬物療法が届かない深さにある心の動きの変化を感じる場面がありました。治療者との言葉のやり取りを通して心のとらわれを観ていく、その治療が深まることは、内面にある無意識の本心――本来の自己に開かれていくプロセスなのではないか、という感覚と重なります。
長く当院に通われ、他院で薬物療法も受けている方の印象的な言葉がありました。
「副作用が苦痛で抗うつ薬を急にやめて不安や憂鬱を感じたが、ここで話している深いものではない。いかにも薬という感じで、ほっとけば改善するものだ。」
まさにこの言葉が、薬の届かない深さの感覚を表現していると感じました。

また、精神療法に集中することと薬物調整を同時に行うのは難しく、保険診療の場面で処方に抜けが出ることもありました。このため、医師であるカウンセラーが、必要に応じて少量の処方を行うことはありますが、薬物療法が中心となる方には、精神療法に理解のある保険診療の医師を紹介しています。

2026年4月 記

関連記事:「診察時間が短いと感じた事」「当院の治療方針」

当院の治療方針

治療方針を4つの項目に分けてご説明いたします。

1 苦悩・症状についての見方

一般的な治療

これまで私がたずさわってきた、精神科・心療内科での一般的な治療とは、以下のようなものです。
医師が診察し、症状を特定して分類し精神医学の病名・診断(うつ病・双極性障害・統合失調症・不眠症・パニック障害・強迫性障害・発達障害・パーソナリティ障害…等)をつけます。それをもとに、薬物療法や電気けいれん療法、認知行動療法などの専門技術を使い、症状を軽減や調整をすることを目的とした治療を行います。
また、他の資格を持った治療者(看護師・臨床心理士・精神保健福祉士・作業療法士など)が連携し、それぞれの専門的な技術(看護ケア・作業療法・心理療法・心理検査・社会制度や資源の有効活用・心理教育・家族療法…)によって、困り事に対しての解決法を提供します。

自分へのサイン

一方で、精神科医としての臨床を続けるうちに、私はある見方をするようになりました。
それは、苦悩や症状は、「日々の生活で直面する様々な出来事への、これまで身に付けてきた精一杯の対処法が行き詰まっている、という自分自身の内なる声(サイン)」であり、そのサインが自身の中で受け取られずに高じ過ぎ、例えばうつや不安・焦り等の心の症状、また、いろいろな体の症状の形をとって自身を苦しめている、という見方です。その時点では、治療者へのヘルプサインとも言えると思います。

つまり、苦しみや悩み、辛い症状を、治療者と治療を受ける人(クライエント)がともに、「今までの自分の生き方・あり方に対して違和感を覚えているというサイン」として受け取ってみて、「それを見つめ直して細やかにわかっていくこと」を、治療の方向性としたいと考えております。

2 診断する事の限界

心の症状(うつ・不安・焦り・怒り・恐怖・緊張・パニック・気分不安定・幻覚妄想・躁・希死念慮…)や原因の特定されない体の症状(頭痛・めまい・耳鳴り・喉のつまり・肩こり・胸の違和感・腰痛・下痢・便秘・震え・痛み・不眠…)、家庭や社会での人間関係上の悩み(親子、夫婦、親族、職場内外、ママ友、ネット上…)は、本当にさまざまです。
それは、人それぞれ今まで生きてきた道(年齢・性別・家族背景・生育環境・身体的素質…)が異なり、各々のパーソナリティが奥深く豊かな色合いを持っていることから来ている、と思います。

そして、例えば、地図をいくら詳しく見ても実際の旅行先での体験をすることは不可能であるように、症状を区別して分類し病名(診断)をつけることにどれだけ労力をかけても、「細やかに個々の人間の生き方・あり方そのものをわかっていく」ことには限界があり、むしろ早のみ込みになってしまう弊害があると思うのです。

3 薬物療法など

また、医師が行う、症状に直接働きかけて軽減する専門技術には、抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬などの薬物療法や、電気けいれん療法などがあり、対症療法として適切にこれらを使うことはある程度有効だと思います。苦悩・症状を取り除きたいと切実に願う方々に対して専門技術で応えることは、治療者の大事な役割であることは間違いありません。

私が違和感を覚えるのは、クライエントはともかく治療者が、専門技術を「クライエントの生き方・あり方を細やかにわかろうとする」方向を助ける道具として使うのではなく、むしろ前述のサインをきれいさっぱり取り除く手段としてとらえていると感じる時や、わかろうとする方向自体に興味がなさそうな場合です。
「難治性」という言葉がありますが、その中には、サインとしての症状を消そうとすることに重きを置きすぎ、上記の方向性がおろそかになっている部分があると思うのです。

4 治療者という立場

「細やかにわかる」が『治療』にどうつながるのかについては、「院長あいさつ」で詳しく書かせていただいたので省きますが、当クリニックでの治療方針は、クライエントが治療者の力を借りる形をとるものの、ともにこの世に生を受けた人間として、両者の間に深い交流が起きることを目指しているとも言えます。

治療者が持つ資格や免許自体が、交流を始めるきっかけにはなっても、人間同士の交流が深まることにどれほど役立つかどうかは疑問です。それよりもまず、治療者自身が自分を深くわかろうとする姿勢があって初めて治療者の立場をとることが出来る、と考えます。
そして、治療をどこまで望むかについての決定権は、治療者ではなくクライエント自身に全面的に委ねられる、とも思っております。

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