院長 堀田信二
当院の治療方針
うつ病・双極性障害・不眠症・パニック障害等の精神医学の病名(診断)をつけるという、精神科医として当たり前にしてきた事は、当クリニックで目指す『治療』にはあまり意味がない、と私は考えています。
私にとって治療とは「治療を受ける人が、治療者の力を借り、自分の気持ちを言葉にしてやり取りすることを通して、まだ自覚されていない本心をわかっていくこと」であり、病名をつける事はむしろ足かせになりやすい、と思うからです。
当クリニックの治療者(カウンセラー)には特徴があります。
それは皆、「自分をわかろうとする気持ちを持ち続けている」ことです。
もしカウンセラーが、「自分をわかろうとすること」を怠っていては、治療を受ける人(クライエント)の気持ちがわかるわけがない、と私は思います。
カウンセラーが、理屈だけではなくできる限り体感的に、クライエントの立場に身を置いて話を聴くことを心がけ、感じたことを話し、わかろうとするやり取りが、当クリニックでの治療(精神療法・カウンセリング)です。